初日舞台挨拶(8月29日 ユーロスペース)

初日舞台挨拶(8月29日 ユーロスペース) 初日舞台挨拶(8月29日 ユーロスペース)

8月29日(土)にユーロスペースで、映画『九月に降る風』が公開となり、予告編のナレーションを担当して下さった斎藤工さん、そして急遽来日したユン役のジェニファー・チュウさんが初日舞台挨拶を行いました


 

『九月に降る風』初日舞台挨拶 8月29日(土)

場 所:ユーロスペース
登壇者:斎藤工さん(28歳、本作予告編ナレーションを担当)
ジェニファー・チュウさん(23歳、ホアン・ユンチン役)

斎 藤:
自分はもともとアジア映画で育ったところがあります。役者として参加するということも目標としてありますが、こうやってナレーションだったり、舞台挨拶の場に立たせてもらったり、色々な関わり方があるんだなと思いました。これも自分のやりたかったことの一つです。

本当にいい作品がたくさんアジアで生まれているので、こうやってみなさんの目に触れるきっかけになれればうれしいです。この作品は、部分的に撮影したものをつないで作ったということではなく、演じる彼らのある一定の時期の思いが全部詰まった、まるでドキュメンタリーのように描かれた素晴らしい作品です。ぜひ堪能してください。

ジェニファー:
日本で公開できることになって光栄です。一番印象に残っているのは屋上のシーンです。このシーンを撮る時には、すでにほとんどの撮影が終了していました。私はみなさまに後ろ姿しかお見せしていませんが、実はその時泣いていました。撮影中の色々な思いが頭をよぎったからです。屋上からの景色はとても素敵ですし、ぜひそのシーンに注目してください。


 

当初は予告編のナレーションを担当してくださった斎藤工さんのみの舞台挨拶が予定されていました。

しかし数日前にジェニファー・チュウさんご本人から「私は1986年8月に東京で生まれました。23年後に、自分が出演した映画が同じ8月に東京で公開されるのは夢のような話です。公開にあわせて日本に行こうと思いますが、何か自分に協力できることがあればぜひ!」という連絡があり、急遽登壇していただくことになりました。

一緒に来日されたお父様は、実は大学時代に日本に留学して映画を勉強されていたとのこと。映画への想いを娘に託した結果、出演した映画が台湾で大ヒットとなり、日本での公開が決まったということで、とても感慨深かったようです。